外国人でも、高度な知識があり、日本の法律や文化に深く理解があり、日本人と同様に行動ができる人材は除きます。ここでは、違う種類の人を雇うことになった場合を書いていきます。
ルールの逸脱が増える
同じ国籍の人が増え、日本人のチェックの目が減った時、『バレなきゃ良い』という意識が芽生え、決めていた仕事のルールを守らないことがあります。余程、意識の高い人でない限り、同じ国籍の人を注意することは、しません。逆にお互いを守り合います。
また、日本人は彼らを注意することを躊躇します。なぜなら、彼らの誇りを傷つけ、彼らが退職してしまうからです。労働力不足を補うために雇用しているのに、辞められてしまっては本末転倒になることを日本人は知っているからです。
事件や事故が発生した時に『実は、ルールを守っていませんでした』、というオチになります。なかなか大変だと思います。
商品の品質低下
上記のルールを守ることが出来ないがために、その影響は、商品に反映されます。いままで質の高い商品ができていたのに、何度、作り直しても品質の良くない商品が出来上がることになります。
その会社の過去の商品を気に入って購入している、私たちにとっては、たまったものではありません。その会社は、いままでの築いてきた信頼関係という資産を食いつぶしているのかもしれません。
人件費の高騰
同じ国籍同士だと会社の状況を把握することは簡単です。皆、お互いの給料明細を見せ合います。そして彼らは、給料について交渉をしてきます。
・仕事のできない人より私は仕事ができるから、できない人より給料を上げるべきだ
・友達の会社の給料より少ないから、同じ給料にすべきだ
・できる人と同じくらい仕事ができるようになったから、今すぐ同じ給料にすべきだ
と『転職』『退職』というキーワードと一緒に交渉してきます。彼らは自分達がいなくなれば、会社が困ることも知っています。ここも会社側が拒否すれば、本末転倒になります。際限がありませんね…。
治安悪化
どの国の人も同じだと思いますが、同じ国籍同士、近所で住むようになります。当然、ごみ捨てのルール、騒音など、日本のルールを逸脱します。皆さんは、騒音や外観の悪い場所に積極的に近づきますか?近づきませんよね…。
海外でもあったかと思いますが、落書きなど、外観が悪い場所では、軽犯罪が発生することが増えます。さらに重犯罪が発生するに至ります。海外に限らず、その状況は日本でも同じだと思います。
一時帰国
日本人の皆さんもあると思いますが、帰省もあります。日本の人だと一週間程度だと思いますが、彼らの場合は、数週間はたまた数か月の期間にまたがる場合もあります。素直に一時帰国して復帰してくれればいいですが、
・もう少し、母国に居たいから日本への入国日を伸ばします。(もともと日本にいないので受け入れざるを得ませんね…。)
・母国で友人と情報交換をしました。友人が働いている日本の会社に転職するので、退職します。会社には行きません。
・やっぱり、母国にいたいので退職します。残りの給与は、海外送金して下さい。等々
労働力不足で雇用していたにも関わらず、その期間の労働力不足、会社は休まること無く考えなくてはなりませんね。